初心忘れるべからず、とか初心に帰るとか言う。
これはどういうことかというと、人はあることを始めてしばらく経ち、ベテランと言われる域になると、それが当たり前で既成概念というものを持ってしまう。要するに経験がものを言い、経験がすべてを判断し、さらには経験が新しいものを取り入れることを拒絶してしまうようになる。
そうならないために、常にチャレンジ精神を持ち続けるためには、新しいことを吸収し続けること。常にこれでいいのか、と考え続けること。
それがすべてに好奇心をもち、チャレンジし続けた「初心」なのです。
前進し続けることは簡単ではありません。常に前進しているように見える人も、三歩進んで二歩下がっているか、三歩進んでも四歩も下がってしまったか、そういうことの繰り返しで少しずつ少しずつ前に進んでいくのです。