川島幸雄の生き生き60代

60代の方々に少しでも潤いを提供したいと思います。私の趣味のウォーキング、小旅行、音楽、映画、読書を通して。

53歳の行政書士独立日記

さて勢いで買ってしまったのはトヨタのアルファードハイブリッドとプリウス。

今にして思えばこの原油高の時勢にまさに先見の明あり。

しかし、二台もハイブリッドを買ったトヨタカローラの営業にはいいカモだったんだろうね。

その後貧困の数か月を味わうことになろうとは考えなかったのだろうか?

いや考えた。でもさきほど言ったように、「もらえなかったかもしれない退職金」だったのだ。

なぜって、企業の役員が退任するときは退職金ではなく、退職慰労金といって、制度としては無くてもよい。

もちろん一般労働者の退職金も企業によってまちまちだが、この役員の退職慰労金というのは社長の一言で出す、出さないが決まってしまうといっても過言ではない。

去年退任した役員には出したが、今年からは中止!といとも簡単に決められてしまう。「あんたが気に入らないから、退職慰労金は今年からゼロゼにした!」といわれても文句は言えない。

実はそんな雰囲気だったこの時の社長を半分脅し気味にして、なんとか退職慰労金を手にした。だから「もらえなかったかもしれないお金だ!」と自分で勝手に解釈し、ハイブリッド車二台の大判ぶるまいをトヨタカローラにしてしまった。当時のトヨタの営業マンと店長はボーナスよかっただろうね。

というわけで、退職金のほとんどは車二台に生まれ変わった。

ところがこの自動車という代物はキャッシュで買ってしまえば済むというものでない。

ガソリン代はもちろん、毎年やってくる自動車税、任意保険の支払。

はじめ三年、二度目から二年の車検という、本当に必要なのか否かわからない制度。

これだけでも年間85万円位かかる。

そしてとてもきれい好きな私は週に一度は二台とも洗車する。

はたから見ればとても車好きな御亭主。しかし、単に汚い車にしたくないだけ。

53歳の脆弱な体にはとても堪える。

30年近くサラリーマン生活をし、最後は役員まで経験したが、ふと気づくと営業以外これといってスキルを身につけていなかったことに愕然とする。

だから53歳にもなったら、ほとんどの男性諸氏はこのまま会社にしがみつき、這うようにして出社し、金曜の夜が生きてて一番幸せな時、日曜の夜が一番最悪な時を過ごし続けているのだろう。

月曜の朝に自殺者が多いのが立証しているのではないだろうか。(続く)