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川島幸雄の生き生き60代

60代の方々に少しでも潤いを提供したいと思います。私の趣味のウォーキング、小旅行、音楽、映画、読書を通して。

53歳の行政書士独立日記

大手町にある中堅人材派遣会社。支店も北海道から九州まで全国数十か所、社員も数百人。23年勤務した前職よりも規模は大きい。ただ前職も吸収されたため、親会社は株式市場に上場するほどの規模ではあったが。

この会社に入って親会社の社長(私を招へいした人物)から厳命されたのは、現社長を退任させることだった。この子会社社長は薬剤師資格を持つ女性社長で、経営手腕のほどはわからないが、どうも社員特に営業社員とかみあっていないらしい。もともと薬剤師なのだから、営業に詳しいとは思えない。

しかし、実際中に入ってみると、確かにこの女性社長、自社の営業活動は営業社員に丸投げし、自分はこっそり薬剤師関係の月刊誌に投稿をしていた。数か月か一年以上になるのかわからないが、ずっと続いていた。

一部の女性社員は気づいていたようだが、だれも進言はしなかったようだ。

これが会社の業務ではなく、私利私欲を満たす売名行為で、しかも原稿料を自分の懐に入れていたとなれば会社に対する背任行為で大問題だ。

私はすぐさま親会社の社長に進言し、この女性社長のPC内のメール受送信履歴、ワードなどによる原稿作成の痕跡を調べていただいた。

この会社も大手同様社内のシステムはすべて会社のシステム部が完全管理していた。

だからシステムはもちろん会社の資産であるから社員個々のPC内をチェックしてもプライバシー侵害や越権行為にはならない。

さてこの調査により、案の定、この女性社長は数か月にわたり、薬剤師向けの医療雑誌に記事を投稿、連載していた。そしてこの原稿料が雑誌社より女性社長個人に振り込まれていることなどが判明した。。

親会社の社長はただちに緊急役員会を開き、この女性長を即刻解任した。

さあこれでいよいよ私が後継社長か、と思いきやことはそう簡単にはいかない。

入社して一か月足らずで、これといってまだ実績をあげていない人間がいくら親会社の社長に請われてきたとは言え、そう簡単に子会社の社長にはなれない。

たとえ親会社の社長の一言があっとしてもそこで、はいわかりました。と社長の椅子に座ったところで、長続きはしない。

やはりこの会社での実績、社員からの人望などがあってはじめて名実ともに社長というにふさわしい人間になれるのだ。

ところがその後一、二か月常務取締役を拝命しながら、営業も行い、なんとか実績を上げたいと思ったが、部下より営業成績を上げることができない。

これは前職で誰よりも会社の業績を担ってきた私にとってはかなりショックだった。

しかも自宅からの通勤時間が片道二時間、朝8時半位の出社。帰りも午後10時ごろが通常。

というのもこの会社はオーナーの意向で、役員は社員の3倍働け!というのが企業理念だった。

正直きつい。

私の個人的な事情であるにしても毎朝5時半に起き、6時過ぎには電車に乗っている。

そして日中は電話による訪問アポイント。そして営業活動。

これは53歳のさほど体力があるわけでない中年男、そして既述したような腰痛持ち、しびれ持ちの人間にはかなりきつい。

しかも常務取締役とはいえ、実質はこの子会社のトップ。

当然会社の業績向上、黒字化ということに対するオーナーからの要求はきびしい。

肉体的なきつさに加え、精神的なプレッシャーで入社四か月たつころ、うつ病気味になってしまった。

実はこれ以外にも私がうつ病気味になったのには理由がある。

それは女性社員たちなのだ。

なぜ世の女性はこんなにも強いのか。